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イベント開催報告

  • 2017.10.01 「がんを考える」市民公開講座を開催しました

     聖マリア病院は10月1日、久留米シティプラザで「がんを考える」市民公開講座を開催しました。
     当院は、国から指定を受けた「地域がん診療連携拠点病院」です。がんの診療体制を一層充実させるため、本年4月、「緩和ケアセンター」「がん相談・診療支援センター」を新設しました。今回の講座は、がん患者とその家族、がん診療に関心のある地域の医療関係者、一般市民に両センターの機能を紹介し、がん治療や緩和ケア医療の実際を伝えるために開きました。
     第1部では、女優でがんサバイバーの仁科亜季子さんが「がんになっても元気に明日へ~今だから伝えられること~」と題し講演しました。自身の4度のがん手術の経験から、病気に負けずに明るく過ごすための「元気」「陽気」「強気」、手術や治療を前向きな気持ちでうけるための「やる気」「根気」、早期発見のために健診を受ける「勇気」の6つの「気」を大切に、PPK(Pin Pin Korori、ぴんぴんころり)で人生を終えることができるように過ごしてほしいと語りました。
     第2部のパネルディスカッション「がんになっても元気に生きよう」では、今村豊緩和ケアセンター長がコーディネーターを務め、がん治療や緩和ケアに携わる聖マリア病院の看護師、薬剤師、理学療法士、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーが、聖マリア病院で行われているがん治療や緩和ケア医療の実際、セカンドオピニオン制度、がん相談支援室・臨床心理室での無料相談などのさまざまなサポート体制について、Q&A方式で分かりやすく説明しました。それを受けて、緒方俊郎がん相談・診療支援センター長も交え、4月に新設された両センターの機能を紹介しました。
     講座には約280人が訪れ、参加者からは「なにごとにも前向きな仁科さんに勇気をもらった」「病院のサポート体制がこれほど充実しているとは知らなかった」「早期発見、早期治療のために健診を受ける決心がついた」などの声がきかれました。

    笑顔で講演する仁科亜季子さん


    新設の2つのセンターのスタッフたち


     講演に先立ち、9月30日、仁科亜季子さんは聖マリア病院でがん治療を続ける約20人の患者のもとを訪れ「痛みや不安で病気に負けないよう、日々楽しいことを考えて、治療を頑張ってください」と励ましました。
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